- 今日は何の日:6月7日計量法公布 尺貫廃し メートル法に一本化1951(昭和26)年 「度量衡法」を全面的に改正した「計量法」公布。長さ「尺」、質量「貫」、面積「歩(坪)」、体積「升」などの日本古来の尺貫法を原則廃止した。59年、商取引をメートル、グラムなどに一本化。66年4月、例外的に認められてきた土地・建物の坪表記も平方メートルに変更。尺貫法は取引および証明の計量には用いられなくなった。関連記事「1町歩の田んぼ」「...
- 世界で検索されている日本関連の言葉は「和牛」―アウンコンサル調査 : 日本酒は銘柄指定の検索もSEO(検索エンジン最適化)対策支援のアウンコンサルティング(東京都千代田区)が、海外で興味を持たれそうな日本に関するキーワードについて、各国での5月1カ月間の検索数を集計・分析した。英語圏では、全体的な傾向として「和牛 / wagyu beef」と「包丁 / japanese knives」の検索数が多かった。経済的結びつきの強さや人口規模を反映し、米国での検索数は他国と比較して多く、中でも「和...
- 今日は何の日:6月6日武力攻撃事態関連3法が成立2003(平成15)年 外国からの侵攻など有事の際の政府の対処措置の基本を定めた武力攻撃事態対処関連3法が成立した。「武力攻撃事態法」を新たに制定、日本の平和と独立を確保するための対処措置の基本理念、国・地方公共団体等の責務、国民の協力その他の基本となる事項を定めた。これに関連して、安全保障会議設置法、自衛隊法も改正し、戦後初の有事法制となった。北朝鮮の不審船事件、米国の...
- 鎌倉花散策の代名詞「アジサイ巡り」:雨に映える景勝の寺4選「アジサイ寺」の元祖は鎌倉にあり鎌倉の寺社境内は、一年を通じてほぼ途切れなく季節の花が咲き継いでいく。中でも群を抜いて人気の花が、梅雨に見頃を迎えるアジサイである。北鎌倉の明月院(めいげついん)はあまたある通称「アジサイ寺」の先駆け。今から50年以上前、境内を埋め尽くす絶景が評判になり、全国の寺社でアジサイの植栽が流行したのである。手まり型のヒメアジサイで青一色の石段 写真=原田寛まずは、その元祖...
- 映画『ぶぶ漬けどうどす』:深川麻衣と室井滋が嫁姑役で競演、京都を裏まで味わい尽くす憧れの古都に隠れた裏の顔とは脚本家・アサダアツシが7年前から構想してきたオリジナル脚本を基に、冨永昌敬が監督した『ぶぶ漬けどうどす』。スリラーとコメディが混ざり合った独特の空気感を持つ作品だ。主人公のまどか(深川麻衣)は創業450年の京扇子店「澁澤扇舗」の長男と結婚し、東京に暮らすフリーライター。京都の老舗の日常をコミックエッセイにしようと、夫の実家に身を寄せ、義母の環(室井滋)ら街の女将(おかみ...
- 今日は何の日:6月5日国連人間環境会議が開幕1972(昭和47)年 スウェーデンの提唱による国連人間環境会議がストックホルムで開幕。これを記念して6月5日を「世界環境デー」と決めた。同会議では「人間環境宣言」を採択し、人には環境を享受する権利と、環境を保護・改善する義務があると規定。天然資源の保護、海洋汚染の防止、開発と環境保護との調整といった具体的な課題も挙げた。関連記事日本の気候変動問題への意識は世界最下位レベル―...
- 五反田(JY23) : 「五反」=わずか70メートル四方の土地が駅名となった?東急池上線の乗り入れを機に急成長五反田駅の開業は1911(明治44)年10月15日だった。山手線を運行していた日本鉄道(民営)の国有化2年後である。駅が建ったのは荏原郡(えばらぐん)大崎町大字上大崎字子ノ神下(ねのかみした)。地図研究家の今尾恵介は「本来はこちらの方が大崎の駅名を名乗るにふさわしかった」と述べている。しかし、大崎駅はすでに1901(明治34)年に開業しており、別の名を採用せざるを得...
- 翻訳とはいかに? 穴だらけの柄杓ですくう異文化「イードアルアドハー、おめでとう!」──毎年6月上旬のこの時期、アラブ世界では街中でこの挨拶がにぎやかに取り交わされる。イードアルアドハーはアッラーに家畜を捧げる祭りである。イスラーム教の経典コーランの「アブラハムという羊飼いがアッラーの命じる通りに息子を生贄(いけにえ)として捧げようとしたところ、アッラーはその信仰の深さを知り、息子の代わりに羊を差し出させた」という話に基づく。イスラーム教の二大...
- 〈1971年の今日〉6月5日 : 新宿京王プラザホテルグランドオープン京王プラザホテルが全面オープン1971(昭和46)年 新宿副都心で初の超高層ビルとして、京王プラザホテルが全面開業。地上47階、179メートルは当時世界最高層のホテルだった。淀橋浄水場が閉鎖後の新宿駅の西口地区を「新宿副都心」とする計画を東京都が発表したのは1960(昭和35)年。ホテル経営に素人同然の京王帝都電鉄(現京王電鉄)が巨大ホテル建設計画を打ち出すと、社の内外で先行きを危ぶむ声が広がった...
- 〈縮むニッポン〉出生数、初の70万人割れ : 止まらない少子化、出生率過去最低の1.15少子化、人口減が加速厚生労働省が発表した人口動態統計(概数)で、2024年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年より4万1227人少ない68万6061人となり、初めて70万人を割り込んだ。過去最少の更新は9年連続。合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は前年比0.05ポイント減の1.15で過去最低を更新した。都道府県別の出生率は西高東低の傾向があり、東京は前年に続いて1を割り込み0....
- 味だけでなく、シャキッとした食感も楽しむ : タケノコのお料理コレクション食材についての説明はこちら→ 「筍(タケノコ): 伝来から300年足らず、意外と新しい和食の人気素材」タケノコご飯木の芽(=サンショウの若葉)を添えれば完璧!(PIXTA)土佐煮出汁(だし)で煮て仕上げに土佐名物のカツオの削り節を加えてさっと混ぜるから土佐煮(PIXTA)若竹煮「山の春」と「海の春」が出会う一品。とはいえ、真空パックのタケノコと塩蔵のワカメがあるので通年楽しめる定番煮物。...
- 2024年の特殊詐欺:全国で被害700億円超す 前年比6割近くも増加―警察庁同庁がこのほど公表した2024年の特殊詐欺関連統計(確定値)によると、全国の認知件数は前年比2005件(10.5%)増の2万1043件、被害額は同265億円(58.6%)増の717億6000万円。1日当たりの被害額は、同7206万円増の1億9605万円、既遂事件の1件当たりの被害額は同105万9000円増の349万7000円だった。高齢者(65歳以上)被害の認知件数は1万3738件で、法人被害を除...
- 入浴と「清潔」の歴史:「お風呂が好きで清潔な日本人」の言説はいかにして生まれ、“国民性” と結び付いたのか“風呂キャン界隈”2024年春ごろ、「風呂キャンセル界隈」という表現が、若者を中心にSNSで流行した。「お風呂に入るのが面倒くさい」「毎日は入らない」人たちを指す。「“キャンセル”の前提には、お風呂は毎日入るのが当たり前という意識があります」と川端美季さんは指摘する。「その意識はどこから来たのか、どういう風に形作られてきたのかに関心がありました」実際...
- 今日は何の日:6月4日江戸幕府が五街道の呼称を公表1716年(旧暦:享保元年4月15日) 江戸幕府が儒学者新井白石の提言を基に五街道の呼称を東海道、中山道、日光道中、甲州道中とすると布達。東海道は、海(太平洋)に面した国を通るので理屈にかなう。中山道(中仙道)は東山道(とうせんどう)のうちの中筋の道のため中山道(なかせんどう)という。日光(下野)、甲斐の両国は海がないから「道中」とするのが妥当と記した。五街道のうち「奥...
- 【長嶋茂雄さん足跡】「ミスタープロ野球」 長嶋茂雄さん死去 巨人軍の終身名誉監督 MVP5回、首位打者6回、本塁打王2回…王貞治さんとのコンビで「ON砲」長嶋茂雄さんは、千葉県佐倉市の出身で立教大学に進学。東京六大学野球では当時の新記録となる通算8本塁打を放った。1958年に巨人に入団して本塁打王、打点王を獲得し、新人王に選ばれた。現役時代の長嶋茂雄氏投打:右投右打主なポジション:三塁手通算成績通算2186試合8094打数2471安打444本塁打1522打点打率.305出所:野球殿堂博物館王貞治選手(左)とともに、芝...
- 水産物の対中輸出再開へ : 中国の日本産水産物禁輸措置のbefore / after比べてみた東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まった2023年8月24日以降、中国は日本産水産物の全面禁輸措置をとっている。日本側は処理水の安全性と適正な放出を繰り返し説明し、禁輸措置の撤廃を求めてきた。禁輸から2年近くを経て、25年5月30日に日中両政府が輸出再開に向けた手続きに入ることで合意した。処理水放出以前の2022年の日本の水産物輸出は3873億円のうち、対中国は871億円で全体の22.5%...
- 今日は何の日:6月3日『生れてはみたけれど』封切り1932(昭和7)年 小津安二郎監督のサイレント映画『生れてはみたけれど』封切り。「会社で一番偉い」と思っていた父親が、実際は上司に卑屈な態度をとっていることを知り、わんぱく兄弟が反発する。子供の視点で大人の世界の哀歓を描いたコメディー。「キネマ旬報」の日本映画ベスト10で第1位。小津作品は33、34年にも首位に輝き、注目を集めた。関連記事小津安二郎 創作の地・蓼科を訪...
- 授業料の無償化では解決できない社会的不平等と「地位財」としての大学・企業の結合が招くゼロサムゲームネオリベラリズムが重視する「機会の平等」ネオリベラリズム(新自由主義)が世界を席巻する中で、社会・経済的な不平等の拡大が懸念されている。1970年代には「一億総中流」といわれた日本も、21世紀に入りその例外ではなくなった。市場での競争と、個人の選択およびその結果としての責任を重視する新自由主義者たちは、社会・経済的な不平等の解決策を「機会の平等」の実現に求めてきた。資源の再配分を目指す福祉国家によ...
- 戦後復興期:太宰治の自殺と敗戦後の戦争文学太宰治の乾坤一擲の遺書『人間失格』、太宰治、新潮社太宰治(1909‐48)は昭和23(1948)年6月13日、39歳の時に玉川上水で愛人とともに入水した。前年に発表した戦後の没落貴族を描いた『斜陽』に続く、『人間失格』が刊行寸前のことだった。「恥の多い生涯を送って来ました」という書き出しと、「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ一さいは過ぎて行きます」の文末は、読者に鮮烈にして強烈な印象を...
- コメの害虫「イネカメムシ」が急増 60年ぶり異常事態、米騒動に拍車?イネカメムシは体長12~13ミリの茶褐色のカメムシで、稲を非常に好む。汁を吸われると稲穂が実らなかったり、米粒の胚珠付近に黒い斑点が生じたりして出荷できなくなる。イネカメムシの食害を受けた米粒(茨城県農業総合センター農業研究所提供)埼玉県病害虫防除所が2024年11月から25年3月、イネカメムシの生息調査を行い、県内172地点の58.1%に当たる100地点で越冬する個体を確認した。1平方メートルあ...
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