人手は足りない、業務は増えた、しかし改善は期待できない―諦めモードの管理職1210人の本音
企業のマネジメント支援をするEVeM(東京都新宿区)が全国の管理職・中間管理職を対象に3月に実施した調査で、日々の業務量について、「非常に多い」11.1%、「多い」25.5%、「どちらかというと多い」27.1%で、「多い」合計が63.7%だった。また、以前と比べて業務量が「増えた」と感じている人も60%だった。業務量が増えた背景としては、「人手不足」58.1%、「業務の種類が増えた」48.6%が他...
「管理職」はもはや昇進ではなく罰ゲーム。仕事がキツいわりに報われないと感じている管理職の姿が浮かび上がる。
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企業のマネジメント支援をするEVeM(東京都新宿区)が全国の管理職・中間管理職を対象に3月に実施した調査で、日々の業務量について、「非常に多い」11.1%、「多い」25.5%、「どちらかというと多い」27.1%で、「多い」合計が63.7%だった。また、以前と比べて業務量が「増えた」と感じている人も60%だった。
業務量が増えた背景としては、「人手不足」58.1%、「業務の種類が増えた」48.6%が他の要因を大きく引き離したトップ2。「(時間や場所など)働き方に制約のあるスタッフの増加」25.2%が続き、リモートワークなど働き方の自由度の拡大が、管理する側には負担になっている側面も浮かび上がった。
「今後、業務量の見直しが期待できる」と考える管理職は18.3%と5人に1人もいなかった。同社は「頑張っても報われないという空気感が現場に広がっている」と指摘した。
バナー写真 : PIXTA
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