エスエス製薬（東京都新宿区）が日本、中国、ドイツ、英国、米国の5カ国各500人を対象に実施した調査で、「気候・気圧の変化で頭痛が発症することがよくある・たまにある」と回答した人は日本では70.8%。ドイツ、英国、米国も70％台、中国は80％台と、天候が頭痛の引き金となるケースは日本に限ったことではないようだ。　

「ある程度の頭痛は我慢すべきか？」という質問に対し、ドイツでは「とてもそう思う・ややそう思う」が78.2％の高率だった。日本は5カ国の中で、「我慢すべき」の割合が最も低い59.8%だった。

ところが、77.2％の日本人は「頭痛を我慢することがある」と回答しており、“意識では否定していても、行動としては我慢している”という大きなギャップが明らかになった。

頭痛を感じてから薬を服用するまでの時間は、米国では半数以上が30分未満で服用しており、他国に比べて頭痛を我慢する時間が短い傾向が見られた。一方、日本では「服用しない」と回答した人が17.8%と5カ国中で最も多く、薬を使わずに我慢する傾向が際立っていた。

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